ベトナムで日系レストランで働く方法

はじめに 初めて海外で就職や転職をする場合、求められる人材について気になるかと思いますので、どういった人が海外で求められるかを紹介します。また求人情報を探す時は、ほとんどの人が海外にコネクションを持っていないと思います。そうなると求人情報を探す方法は大きく分けて2つあり、1つはインターネットの求人情報サイトから求人情報を探す方法、もう1つは人材紹介会社に登録して代わりに探してもらう方法です。これらの双方に利点があるので経験から説明します。 求められる人材 海外で求められるのは調理師免許の有無よりも経験や技術です。これは、浅い知識であっても多くの経験をしていることが必要不可欠です。日本で働くことと大きな違いは環境です。調味料一つをとっても日本とは違うため、思うようなものが出来ない場合が多々あります。その場合は経験に裏打ちされた技術力で代用品を使い、似たようなものを作ります。他にも日本料理だけでなく、日本風の料理を作らないといけないことがあります。これにも知識よりも経験や技術で対応が可能です。ようはオールラウンドにこなせるかが鍵となります。そういった人材を求める傾向にあります。 私自身、調理師免許を持っておりますが、日本時代は実務経験上作れるのは酒の肴と焼き鳥くらいでした。しかし、海外を経験すると寿司はもちろんの事、”日本風”や”日本っぽい”みたいなものまで作れるようになりました。もちろんフュージョン料理と呼ばれるようなものまで作れます。 たまに寿司職人などのスペシャリストが好まれるお店もありますが、そういったお店があるのはアメリカやヨーロッパなどの和食を好み舌の肥えたお金持ちがいる大きな街だけです。ベトナム、タイなどの東南アジアはまだまだそのレベルに達していないので日本食全般が出来る人の方が好まれます。またスペシャリストとなると、日本の料亭やホテル、海外の日本料理屋からの引き抜きが多く、一般的に見られる求人情報サイトや人材紹介会社には求人情報が出ることがありません。(聞いたことがありません) ここまで日本料理前提で話していますが、経験は日本食だけでなくても構いません。イタリアンやフレンチ、中華料理などあらゆる経験が生かされるのがベトナムの日本食レストランの特徴です。 調理師免許の有無 大学を卒業していれば経験年数や技術力があれば、必ずしも必要ではありません。しかし大学を卒業していない場合は、あった方が良いです。このことは別の記事にもしていますが、ベトナムでは就労ビザがないと働けないためです。調理師免許を持っていれば、取得できる可能性が高いからです。 求人情報サイトを利用することについて 飲食関係の海外求人情報サイトといえば幾つかありますが、3つ4つは目を通す必要があります。飲食店の採用担当者は、ほとんどが店舗スタッフ(店長など)が担っていることが多いですので、直接採用権限の人に伝えることができます。 しかし、店舗スタッフが事務系の仕事をするのは週に1回などまとめて行うことが多いです。そうなると、たくさんの応募者があるような場合ですと見落としがあったり、連絡が遅かったりします。そのため、思うような流れで採用まで進まないことがあります。 正直、私は人材紹介会社から3社を面接しましたが、求人情報サイトから応募したのは5社を超えました。うち連絡があったのは2社ありますが、いずれも今の会社から内定をもらってからというタイミングでした。 人材紹介会社を利用することについて 海外、特にベトナムの日本食レストランで仕事を探す場合は人材紹介会社を利用することをお勧めします。 お勧めする理由は、前項で述べたように店舗スタッフ(店長など)は事務系の仕事を週に1回まとめてすることが多くレスポンスが悪いことが挙げられます。人材紹介会社を利用しても「採用担当者が同じなら、一緒でしょ?」と思われるかも知れませんが、違うようです。これは採用された後に求人情報サイトから応募した2社よりレスポンスがあった時に人材紹介会社の担当者に話したところ、「人材紹介会社が面接のセッティングなど面倒な事務仕事をするので、店舗スタッフ(店長など)はスケジュールと採否を決めて頂くだけなんです」と答えられました。これを聞いて納得しました。 ベトナムで就職活動時に利用した人材紹介会社はこちらの2つです。どちらもしっかり対応してくれました。 –ベトナムの飲食・レストランの求人は人材紹介会社キャリアリンク –ベトナムと日系レストランを結ぶコンサルティング会社のVSA ベトナムで働く際の注意点 …

仕事を通じて学ぶことに関する専門家からのアドバイス

ホーチミンオープン大学3年生のチャン チ ミー リンさんはアルバイトをしながら観光行政を学んでいます。 リンさんは、「レストランでの受付やウェイトレスのアルバイトはお金を稼ぐのに役立ちますが、学生のうちに実務経験をすることで、卒業後の就職を優位に進めることに繋がると期待しています。アルバイトを見つけることは難しくありませんが、大学の授業がない午後と夕方に働いています。アルバイトを通じて、お客様への対応やコミュニケーション、問題解決をする力を身に着けることができます。」と話してくれました。 リンさんは、学生時代のアルバイト経験が就職活動で有利に働くことを知っているのです。 ホーチミン市教育大学の3年生 タンさんは、「学生を受け入れるアルバイト先は様々で、私は英語を専攻しているので、ホテルやコンベンションセンターで開催される展示会やフェアなどのイベントで通訳をしています。」と話してくれました。 人事関連の専門家は、就職機会を得るのに、大学に入学して勉強ばかりしてきた学生より、実務経験を持っている学生のほうが重宝される傾向にあると言います。 キャリアリンクのリン部長は、「Careerlink.vnで上半期に採用広告を掲載した企業のうち74%が、新卒学生に対して大学での専門知識の取得と、ある程度の実務経験を期待しています。」と述べました。 キャリアリンクグループは、Careerlink.vn(ベトナム人向け)とkyujin.careerlink.asia(日本人向け)の2つの就職サイトを運営し、オンライン採用と幹部候補者の照会、人材コンサルティングなどのサービスを提供しています。 リン部長は8月13日にホーチミンオープン大学で開催された「キャリアデー」という就職イベントでスピーチをし、「実務経験を得る方法として、千葉県の技能実習生制度や多くの企業が提供するインターンシップ制度がありますが、多くの2年生と3年生の学生がインターンの機会を見逃しています。」と説明しました。 サコムバンクの人事部長のグエン チ ト ウイン氏は、「企業でインターンシップの機会を得るのに最終学年になるのを待つ必要はありません。できるだけ早い時期からインターンに参加することで、人より多くの経験をし、社会人になってから役に立つソフトスキルを身に着けるべきです。 学生はインターンシップを通じて、自分にはどのような仕事が向いているのかを知ることができます。昔とは違い、多くの企業が先を競うようにインターンプログラムを提供するようになりました。サコムバンクは、財務や銀行業務を学ぶ3年生向けにサコムバンク・セメスターという半年程度のプログラムを提供しています。 このプログラムでは、学生は銀行員のアシスタントとして6ヶ月間働くことにより、銀行業務を学ぶと同時に、その仕事が自分に適しているのかを判断できます。」と述べました。 「キャリアデー」で掲載されたポスターには、NECベトナムやDHLサプライチェーンベトナム、サントリーペプシ ベトナム …

ベトナムの日系レストランで働くには調理師免許は必要ない

先日、個室のお客様より呼ばれることがあり、久しぶりにお客様とお話をしました。 そのお客様は4名様の家族で、構成は父・母・息子2名(高校生・中学生)でした。 お父様とお母様からの質問が多かったです。何を話したかというと、料理の話から私の身の上話が大半でしたが、どうやら高校生の息子さんが海外で働く料理人を目指しておられるようでした。(はっきりと言われてませんでしたが) 高校生の息子さんが私の話に真剣に耳を傾けているように感じたのは、海外で料理人として働く方法について話している時でした。 海外で料理人として働きたい人にとっては、調理師免許など、どういった資格が必要なのか気になるようですので、わかる範囲で説明いたします。 先ず、日本で飲食店を開業する際に調理師免許もしくは調理師免許を取得している人が必要かどうかという初歩的な話をさせて頂きますと、ご存知の方も多いかと思いますが必要がありません。どこどこの高級料亭の板さんが調理師免許を取得していないと言うことも有り得る話です。しかし、日本で飲食店を開業するにあたり、保健所で講習を受けて「食品衛生責任者」と言う資格を取得する必要があります。 「じゃあ調理師免許は何なの?」と思われる人がいるかと思います。それは食品衛生責任者の上位資格だと考えて頂いても問題ありません。(厳密には違いますが) で、タイトルにある「ベトナムの日系レストランで働くには調理師免許は必要ない」についてお話をします。 「なぜ必要ないのか?」と言うと、料理人の免許が国家資格としてある国というのが世界的に見ても珍しいためで、料理人は免許など持っていなくても当たり前だと思われており、問題ないことが挙げられます。 しかし日本の調理師免許取得条件に2年以上の実務経験があることから、ベトナムでは日本の調理師免許を取得していれば就労ビザを取りやすいと言う側面があります。そのため、調理師免許は必要ないが、取得していれば尚良いと言うことになります。 就労ビザの話が出たので、簡単に就労ビザについて話します。ベトナムで働くには就労ビザが必要になります。就労ビザの取得条件に大学卒業以上で実務経験3年以上、もしくは1年以上の訓練と実務経験3年以上というのが有ります。大学を卒業していれば、調理師免許の取得が必要条件になりませんが、大学を卒業していなければ調理師免許取得があるに越したことがありません。 ベトナムのように働く際に就労ビザ取得が必要で、取得条件が厳しい国で仕事をする場合は調理師免許を持っていれば何かと便利です。 就労ビザの側面から言うと調理師免許はあった方が良いのですが、採用時に問われるのは調理師免許の有無ではなく経験と技術です。日本と違って海外では、調理場に自分以外の日本人がいないことがよくあります。なので、経験がなくては、何かあった時の対応が出来ません。また技術がないと、現地スタッフに教えることが出来ません。 このことからベトナムや海外で料理人として働くには調理師免許よりも経験や技術が必要ということです。 実際、私が今の日系レストランに勤める前に、弊社を含めて3社面接を行っていただきました。その中で履歴書に記載しているから調理師免許の有無を確認されましたが、コピーですら提出をするように言われたことはありませんでした。また募集条件に”調理師免許”というものもありませんでした。 (就職が決まってから、就労ビザを取得する際に大学卒業証明と一緒に提示はしましたが)

ハノイの日系レストランに働き始めた同僚へのインタビュー

私が働いている日系レストランに新しく25歳の女性ホールスタッフが入って来ました。私がブログでベトナムの飲食店で働きたい人向けに情報を載せていることを伝えたところ、快くインタビューに答えてくれました。 ベトナムで働くことを選んだきっかけは? 高校3年間と大学4年間を含めると約10年も接客業をしてきました。日本の接客業は常に相手のことを考える「おもてなし」精神がこもっています。それは凄く素晴らしいことだと常に感じておりました。大学を卒業してから入社した会社は大きな飲食店グループで、その中の日本料理屋を展開している部門に配属された時に多くの外国人のお客様を接客することがありました。その経験から海外の接客について学びたいと思い、英語力を向上させるために駅前留学を2年間行いました。目標にしていたTOEIC700を取れたので、前職を退職しました。 先ずは旅行で、お客様側の視点で接客サービスをみることにしました。アメリカ、イギリス、フランス、ヨーロッパ、マレーシア、シンガポール、ベトナムと渡り歩きました。ベトナムで今の会社の社長と知り合い、「日本の”おもてなし”精神をベトナムの人に伝えてもらえませんか」と口説かれ、働くことになりました。 そのため、人材紹介会社を使わず、求人サイトでもなく、直接での入社となりました。 ベトナムで働いて1ヶ月が経ちましたがいかがですか? 働き始めた時は、「教えるのって凄く難しい」と思い、悩む部分が多くありました。しかし、お客様から頂く「ありがとう」と笑顔に癒されています。また私がスタッフに教えていた”おもてなし”精神も徐々にスタッフへと伝わってきたようです。そうなってくると毎日が楽しくなってきました。 他には、働く前はベトナムの物価から考えると庶民的な値段ではないお店なので日本人しか来ないものだと思っていましたが、ベトナム人の方だけでなく欧米の方なども来られ、日本で勉強していた英語も役に立っています。 ベトナムで働いて問題はありますか? 日本の接客が全てサービスが良いとは限らないことがあります。例えば言葉の遣いやニュアンスの違いで丁寧なサービスのつもりが、相手を困惑させたり怒らせたりすることがあります。この件は、日本人では問題ないのですがベトナム人や欧米人の方になると問題になります。ここら辺は教えてもらえる人が居ないので手探りなので毎日勉強だと思い頑張っています。 問題ではないのですが、勉強になったことがあります。日本ではサービスをする場合、「”できません”とは言ってはいけない」と教わりましたが、こちらでは難しいことは「できません」ということもサービスだということがわかりました。 最後に何かありますか? 毎日、仕事のことばかりで、まだハノイについてはわからないことが多いです。もっとハノイ、ベトナムについて勉強して友達を増やしたいです。

ハノイの日系レストランで働いたきっかけ

私が、ハノイの日系レストランで働き始めたきっかけについて聞かれることがあるので説明いたします。 私が、初めてベトナムへやってきたのは今から10年前になります。その時は大学生で毎年夏休みを使ってバックパッカーとして旅をしていた時でした。確か、ベトナムへ来た時は大学3年生だったので21歳でした。 その時のルートは、マレーシアまで飛行機で渡り、マレーシア・タイ・カンボジア・ベトナム・中国を陸路で移動して最後に飛行機で日本へ帰るという途中で寄っただけでした。なので、どこに行っても発展途上と言う感じを受け取り、のどかだとか、田舎っぽいと言う印象しか受けませんでした。 2回目に訪れたのは、大学を半年遅れて卒業したので内定が決まった会社に就職するまで半年空いてしまい、日本よりもお金を使わなくて過ごせる暖かいところと言う理由だけでベトナムにやってきて、バックパッカー街のドミトリーと同じ値段で滞在出来るホテルをホーチミン郊外で見つけ3ヶ月滞在しました。 日本に帰ってから就職した先が、まさかのブラック企業。朝7時に出勤し夜は終電で帰るという毎日を過ごしていました。仕事は辛かっらのですが、同僚や上司が良い人ばかりで頑張っていたのですが、3年目の冬に慢性疲労からくる病気を患ってしまい2週間会社を休むことになりました。このせいか、3月にクビを宣告され4月から無職になってしまいました。 大学時代以来の飲食店(焼き鳥居酒屋)でホールスタッフとしてアルバイトしていると、ひょんなことからキッチンに入ることになりました。そこから、飲食店での調理師として働くことが楽しくなり、調理師免許の取得にまで至りました。 そんな中、働いていた居酒屋グループが東南アジア(シンガポール・カンボジア)に立て続けに進出したことを機に私はカンボジアへと赴任になりました。2年間でカンボジアの店舗を立ち上げると、まさかの帰任命令があり、それを断りました。引き継ぎなどで半年ほど働いてから退職しました。 その後は、カンボジアだけでなくタイやベトナムの人材紹介会社へ登録し、タイとベトナムの人材紹介会社より返事があり、それぞれ面接をしてもらい、結果的に給料と待遇が良かったハノイにある日系レストランでキッチンマネージャーとして働き始めました。 働き始めてから1年ですが、表に出ることがないので日本人の知り合いは僅かですが、ベトナム人の友人はたくさん出来ました。また飲食店ということもあり、土日などの休みは取得出来ませんが、営業時間以外は自由にさせて頂いているので、みんなの日本語を使って従業員(社員やアルバイト)への日本語指導を行なっています。カンボジアと比べて、便利なのでベトナム ハノイで転職して良かったと思います。